まず「エロゲーの箱がでかい」ということ

エロゲといえば

エロゲといえば

この大きな箱。
当たり前になっているが改めて考えると謎も多い気がします

ふとツイッターを覗き見ますと、「新作の箱が大きすぎて持ち替えるのに往生した」というような話が
問題を定式化すると、「箱が小型化されないのには何か積極的な理由があるのか?」ということになります。既得権益でも云々、というのは言い方がまずかったかもしれませんが、まさか箱一つで目玉が飛び出るような額のお金が動くとは思っていないので、もちろんジョークです。

巨大化は進む一方?

ワルキューレロマンツェ More & More

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TVアニメも人気のシリーズのエロゲの箱が過去類を見ないほどのデカさと話題になっていました

マンガ本との比較

マンガ本との比較

右下は小ささで話題のエロゲ箱。
下で詳しく紹介してあります。

箱がデカすぎw
ただでさえエロゲの箱は大きいのに
これ以上おっきくなったらどうなっちゃうの(^ω^)
デカいけど、
これはこれでアリ(*^ω^*)
凄いコストがかかってそうw
外だけじゃなくて中もお洒落でいい感じだし
僕はけっこー好きです

いやーデカかった・・・ってえええええええええ!?

上には上がいた・・・

上には上がいた・・・

なんだこのサイズ・・・

箱の大きさに理由はあるのだろうか?

理由1:大きな箱には宣伝効果がある

大きいことはなんとやら

大きいことはなんとやら

店頭で購入したいユーザーの目にはやはり大きいほうが飛び込みやすい?

説得力がありそうなのは「宣伝効果」。たしかに、箱はデカいと目立ちますわな。ただ、実際効果は限定されているのではないかという意見もあり、私もそう思います。



今のユーザーの多くは、ネットで検索して買いに行く。雑誌でもいいですが、まあリサーチに熱心です。で、普通希望作品のタイトルくらいは検索して行く。そういう人が、店頭で大きなパッケージが目立っていたからといって惹きつけられるか否か。私には、そこまで効果は無い気がする。大きかろうが小さかろうが、そういう人は大抵、買うと決めたものを買う。



また、ネット通販で買う場合はパッケージの大きさなんぞ関係ありませんから、こういう人も除外。となると、「パッケージの大きさによる宣伝効果」が最大限発揮されるのは、吟味して買うユーザーではなく、特に事前のリサーチもなくふらっとショップを訪れて購入する一見さんということになります。次に、熱心にチェックする人でも当然見落とす可能性はあるので、チェック漏れしていた場合に店頭で気付いて貰うという効果でしょうか。

理由2:高額なエロゲーに見合う価値感が演出できる

ここまでやれば

ここまでやれば

箱も商品としてコレクション性が出てきますね

「箱も作品」という意見も同様で、パッケージを含めて全体としてのエロゲーを楽しんでいるのだ、という考えはなるほどそうかもしれないと思います。本棚に綺麗にエロゲーのパッケージを並べて飾っている方もおられますからね。



箱そのものに価値を見出す一連の思想は、箱が「邪魔」だという機能論的な考えと真っ向から対立するユーザー側の明確な立場です。エロゲーの箱が邪魔だと考えている人が少ない、あるいは邪魔かもしれないけれどそれ以上に箱に価値を見出している。そういうことなら、箱をあえて小型化する必要は無いのかもしれません。

理由3:特典のサイズも大きくできる

箱のサイズに比例して

箱のサイズに比例して

特典のサイズも自由になります。
「たくさん入ってそう!」的な期待もしてしまうのかも?

現状、多くの特典はパッケージと別に渡されることが増えました。たとえば抱き枕カバー、下敷き、テレカ、タペストリー等々は、そもそも箱が大きくても入らないものもありますが、店舗ごとに特典がことなる「店舗特典」の形式をとるため、もともとパッケージの中に含めることができない。全店舗共通の初回特典として中に入れるのは、サントラ類(CD)がメインでしょうか。この前の『聖もんむす学園』のマイクロファイバークロスのような小物もありますね。ただこれらも結局、別枠で渡す方式がある程度定着しているので無理に箱に収める必要は無い。豪華なマニュアルや設定資料も同様です。もちろん、箱に入るメリットはあると思いますけど。

理由4:万引き防止

スッカスカ(笑)

スッカスカ(笑)

ここまでのスペースを確保してでも箱はでかいほうがいい?

いまは殆どの作品に万引き防止のタグがついていますし、むしろ大きな作品にほどしっかりとついている。大きかろうが小さかろうが狙われるのだろうし、結局箱の大きさ以外の対策が求められている。一時はある程度の効果があったにしても、今はその効果をメインにしているかと言われると、少々首を傾げざるを得ません。

小さい箱のエロゲも出ている

ニトロプラス 『君と彼女と彼女の恋。』

ニトロプラス 『君と彼女と彼女の恋。』

まるでモブのように無個性な主人公・心一。学園のヒロイン・美雪とは幼馴染みだが、目立ちたくないがために声をかけることもなく、ただのクラスメイトの1人として、平凡な日々を過ごしていた。そんなある日、親友の雄太郎に呼び出され向かった屋上で出会ったのは、クラスで浮いている電波少女・アオイ。「ビリビリ、するの?」そんな言葉とともに、突然キスを迫られた心一。偶然居合わせた美雪に助けられ、なんとかその場は切り抜けたが、それ以後アオイに奇妙につきまとわれるようになる。

CDと比較

CDと比較

アルバムジャケットサイズ以下

なんだこれっ!?
どうみてもエロゲの箱に見えない!
これなら一般人に見られても
恥ずかしくないね♪
USB

USB

開封するとUSBがちょこんと鎮座しているなんともシンプルなスタイル

まとめ

パケが大きいことに何もデメリットが無いという前提ならばの話。ここまでで述べたように、輸送をはじめとするコストの問題や、店舗保存日数の問題などがパッケージの小型化によって改善されるようなら、必ずしも大きなパッケージが良いとは言えないハズ。もっともこれ以上の考察は、証拠や資料が無いとどうしようもありません。ギブアップします。



小型化したメーカーさんも幾つかありますが、そちらは売上とかコスト実際のところどうなってるんでしょうね。追随するメーカーが少ないということは、あまり大きな効果は無いのかな。ゲームの内容とはあんまり関係ないけれど、聞いてみたい気もします。

これらは推測の理由にすぎませんが、現状エロゲの箱問題は
「小さくすることのメリットが少ない」
ということで大きさを維持し続けているのではないでしょうか?
もしかしたら今後もエロゲの箱は何らかの進化をしていくのかもしれませんね。