Leafの「浮気ゲー」で禁じられた恋に嵌まる。

 往年の名タイトルを受けて制作された『WHITE ALBUM2』。その物語は、前作をはるかに上回る衝撃的なものでした。

 シナリオライターに「あの」丸戸史郎を迎え、驚異的なテンションで描かれる赦されない恋の物語があなたの心を直撃します。

  『WHITE ALBUM2』はある意味でエロゲ黄金時代の最後を飾る大傑作といってもいいと思います。この作品のあと、ハイレベルな物語性をもつ大作はなかなか作られなくなりました。

 甘ったるいように見えて、実はハードかつシビアなストーリーも、最近のエロゲではあまり見られないものです。その意味では、このゲームは「願望充足」というエロゲの条件を満たしていないかもしれません。

 でも、神ゲー。まさしく神ゲー。話が重いからといって敬遠するのはあまりにももったいないです。

 コンシューマー機にも移植され、またアニメも作られていますが、まとめ主としてはやはり18禁版をお奨めします。甘い蜜を啜るようなエッチシーンの数々があってこその『ホワルバ2』です。

作品の見どころ

 かつてないほど「痛い」「辛い」「突き刺さる」三角関係のストーリーが続く。その哀しさは言葉にならないほど。

 つーわけで「ホワイトアルバム2」コンプしました。正月休み引きこもってプレイしてたのに終わらず、さっきようやく終わりました。まあ、間違いなく俺の中で2011年NO1のエロゲです。「丸戸氏のシナリオ」+「ホワイトアルバムという鬱ゲー」という化学反応の怖いもの見たさで軽くプレイするはずが、どっぷり嵌ってしまって「抜け出す事が出来ない、クリックが止まらない、寝不足」の三段ステップでしたよ。

 というか丸戸さんの作品って『丸戸ワールド』が完成させられているっていうんですかね。

 キュリオにしてもファミーユにしてもつぐみ寮にしてもテラスハウス陽の坂にしても、”居心地の良さ”が僕の心をガッシリ掴んでいたんですよ。その世界の住人になりたい、いつまでもここにいたいと思わせてくれる理想郷を作るのが僕の中での丸戸作品の印象。凄く安心して心安らかな優しい世界。丸戸信者の求めるのはコレだと思うわけです。

 で、「ホワイトアルバム2」をプレイして、ウヴァヴァヴァヴァと叫ぶぐらい胃が痛い、鬱になる、精神的ダメージ過多、もうこの世界(ホワアル2の世界)にいたくねーよ!と思うも抜けられない、止まらないという。丸戸ワールドにどっぷり嵌って抜けられなくなるんだけど、ここにはいたくねーって。心安らかな優しい世界では決してないという。2つの矛盾がぶつかる新たな丸戸ワールドでもありました。
 そんな感じで、2011年最高のエロゲと評される『WHITE ALBUM2』終わりました。
 
 いやね、判っちゃいたよ。判っちゃいたんだよ。

 『WHITE ALBUM』って名前使ってるんだから、どんな内容になるのかってのはさぁ。

 だけど、思っていたよりも、

 ずっと、ずぅぅぅぅぅっと、心が痛い。

 心がえぐられるように痛い。

 どのヒロインのシナリオに入っても、

 信頼しようとしてくれる人を裏切るばかりで、

 心が痛んで、心がえぐられて、ストレスがたまる。

 もちろん、ストーリーの核は三角関係ですよ。

 そりゃあ『君のぞ』でも、心痛めたよ。

 でもね、そんなの比じゃなかった。

 比べる方が失礼なくらい、重かった。酷かった。心を痛めつけられた。心をえぐられた。頭にきた。苦虫をつぶした。

 とんでもないストーリーでした。

出典:WHITE ALBUM2

Twitterの意見

 そのほか、「泣ける」、「でも辛い」という声多数。これ、本当に辛いゲームなんですよね。エロゲなのに、プレイヤーの実人生よりよほど辛いというマゾゲー(笑)。でも、最後までプレイするとものすごく感動します!

『WHITE ALUBAM2』のストーリー

 『WHITE ALBUM2』は3部構成を採用しており、第1部、第2部の結末ではそれぞれ衝撃的なエンディングが待っています。続きをやりたくなってたまらなくなること請け合いです。

『introductory chapter』

 舞台は2007年秋の東京都。峰城大付属3年生の北原春希は学園生時代最後の思い出を作るため軽音楽同好会へ加入するが、バンドはメンバー間の痴情のもつれから崩壊してしまった。学園祭のバンド発表を成功させるためメンバー集めを開始した春希は、屋上で歌っていた学園のアイドル小木曽雪菜を勧誘することに成功する。更に、クラスの問題児冬馬かずさがピアノの天才であることをつきとめ、紆余曲折の末に彼女をメンバーに迎えることに成功する。バンド再結成から本番まで時間も無くバラバラだった3人だが、練習などを通じて結束を深め、結果として学園祭のステージは大成功を収めた。しかし、3人の想いはステージ終了後から少しずつすれ違いを始め、悲劇的な結末へと走り出すこととなる。

『closing chapter』

 2010年、かずさとの別れから3度目の冬が訪れた。峰城大学3年生となった春希は雪菜と疎遠になり、恋人とも友人とも言いきれない曖昧な関係を続けてきた。かずさは遠く欧州の地でピアニストへの道を歩み、春希はギターを手放し、雪菜は歌を忘れた。春希の傍にいる女性は雪菜ではなく、3年生になって政経学部から文学部へ転部してからの気の置けない友人、和泉千晶に変わってしまっている。ある日、春希はバイト先の上司である風岡麻理の指示でかずさの特集記事を書くことになった。これが転じて春希と雪菜に復縁の機会が訪れる。また、とある一件から出会った後輩の杉浦小春とは衝突を繰り返しつつも、春希と雪菜の事情を知られたことで復縁の協力を半ば強引に約束される。おせっかいな周囲に後押しされながらも関係修復を探りあう二人。しかしいざ結ばれようとしたその時、春希は雪菜に未だかずさとの傷が癒えていないことを思い知らされ、拒絶されてしまう。

『coda』

 2012年、『終章』で雪菜と結ばれてから2年後のクリスマスイブ。雪菜と婚約目前までこぎ付けていた春希はストラスブールへの取材旅行中に、かずさと運命的な再会を果たしてしまう。その後、春希は日本公演のため帰国したかずさと密着取材という形で再び関わり合いになることになった。それは今まで何度も決別したはずの、かずさへの愛情を揺り起こすのに十分な日々だった。春希は5年前のように、かずさへの想いと雪菜を愛する心との葛藤に苛まれていく。

プレイヤーの心をも引き裂くふたりのヒロイン

冬馬かずさ

 『WHITE ALBUM2』の最大の特色はいずれ劣らぬ魅力を持つダブルヒロインの採用です。まず、一方は「忠犬」冬馬かずさ。普段はツンツンしているものの、いったんデレると際限なく甘えてくる可愛いやつ。

 峰城大付属3年E組。誕生日は1989年5月28日。軽音楽同好会では主にキーボード担当。モデル顔負けの顔とスタイルでありながら、怠惰な性格と暴力的な態度で人を寄せ付けない、孤高を気取った不良である。遅刻やサボリの常習犯で、いつも窓際の席で居眠りしている。大の甘党で、特にラスカルのなめらかプリンが大好物。偏食家の味覚音痴でもある(ただし出されたものは食べる)。

 世界的に有名な女性ピアニスト、冬馬曜子を母に持つ。母子家庭の非嫡出子で、父親が誰かはかずさ本人も知らない。また重度のマザコンで、その反動が不良行為へ繫がっている。

 元々は音楽科の所属であり、音楽全般、特にピアノに対して天才的な才能と実力を持っている。しかし入学直後に母とのすれ違いが原因で自棄に陥り、そのまま劣等生となってしまう。普通科と音楽科の関係が良好でないこともあり、普通科の春希たちとは入学から2年間接点が無かった。

 3年生から普通科に転科し、春希と出会ってからはずっと隣席の仲。春希のおせっかいを最初は煙たがっていたが、その真剣さに心を解かされていった。しかしかずさの天邪鬼な態度から今ひとつ打ち解けきれていない。

 放課後はいつも第二音楽室でピアノを弾いており、春希が隣の音楽室でギターの自主練を始めると、そのギターにセッションしていく。ただし春希は第二音楽室でピアノを弾いているのがかずさだとは知らない。後に、とある一件からその事実を知った春希に、軽音へ勧誘される。軽音に加入してからは実質的なリーダーとなり、特に春希のギターを鍛え上げることに腐心した。

 雪菜のことは当初は苦手としていたが、「不俱戴天の敵か一生の親友になるかのどちらか」と語る程度には好意的。一方で、彼女の明るいアイドル然とした美貌と人間性に比較して、自分に劣等感を抱いてもいる。

 ライターの丸戸史明曰く「捨て犬のイメージ」、あるいは「忠犬」。

 浴衣でむつみ合う主人公とかずさ。エッチな下着が官能的です。

 大きなおっぱいを活かしてパイズリご奉仕をするかずさ。いったん好きになるとどんなプレイでも受け入れてくれそうな可愛い奴です。

小木曽雪菜

 もう一方のヒロイン、雪菜。ある意味でかずさから主人公を寝取ったとんでもない女ですが、非常にけなげで、憎めません。

 峰城大付属3年A組。誕生日は1990年2月14日。軽音楽同好会ではボーカル担当。2年連続でミス峰城大付属に選ばれるほどの超美少女で、学園のアイドル的存在。表面的には人当たりが良く穏やかな雰囲気の持ち主の優等生だが、心を許した相手には本来の明るく、時に小悪魔的な性格で振る舞う。見栄っ張りかつ周囲の期待に応えようとする面もあり、全く本意ではないものの周囲にお嬢様と誤解されてからはそれらしく振舞うことに気を使っている。実際はごく普通の中流家庭で育ち、目立たない格好でアルバイトもしており、家事も人並みにこなすことができる。歌うことが大好きで、歌唱力も素人としてはかなりのもの。一度マイクを握ると中々離さない悪癖があり、それが転じてか趣味はヒトカラで、3時間ぶっ通しで歌えるほど。

 学校の屋上で春希とかずさのセッションに合わせて「WHITE ALBUM」を歌っているところを春希に見られたことで、軽音に勧誘された。自分を特別なアイドル扱いしない人物として、春希のことを逆に気になる存在として見るようになり、バンド練習の日々で好意に変わっていった。また、春希の口から語られたかずさに興味を持ち、彼女を軽音に参加させるためアプローチをかけ、その過程でかずさと親友になることを望むようになる。
過去に恋愛絡みで友人を無くした経験から仲間外れにされることを極端に恐れており、雪菜本人もそれを自覚しているため自己嫌悪に陥っている。その経験からか、「自分と春希とかずさの3人でいること」に執着する傾向が強い。

 ライターの丸戸史明曰く「負け癖が魅力」とのこと。

 学校でフェラチオご奉仕をするけしからん雪菜。パンツ見えていますよw 精液を顔面で受けて幸せそうです。

 ぎゅっとしてポーズ。これに逆らえる男がいるだろうか。いや、いない(きっぱり)。これがあるから雪菜さんは嫌えない。

そのほかのヒロインも魅力的

杉浦小春

 アルバイト先の制服を着たままバックで犯される小春ちゃん。思わず声が出ちゃいます。こぶりなおっぱいも魅力的。

 峰城大付属3年A組。誕生日は1992年11月16日。名前も性格も春希に似ていることにかけて、武也から「小春希(しょうはるき)」と呼ばれるほど、真面目でおせっかい焼き。ミス峰城大付属にエントリーされるほどの容貌である反面、体格は小柄で体に凹凸が少ない。元テニス部副主将で前期クラス委員長だが今でも周囲から頼りにされている。家庭はごく普通の中流家庭で、親の信頼を勝ち取っている。親友である矢田美穂子が片思いしていた相手が春希であり、そのふられ方を聞き及んで義憤に駆られ、抗議に出向く。それが春希との初対面となる。

 矢田も含めた仲良し4人組で卒業旅行へ行くため、旅費稼ぎにファミレス『グッディーズ南末次店』でバイトを始めるが、春希は偶然ながらそこをアルバイト先の一つとしており、再会。教育係と新人という関係となる。春希をその出会いの印象から敵視していたが、同族嫌悪的な要素もある。しかし、接しているうちに春希の内面に気付き、春希に憧れるようになった。同時に矢田との友情の狭間で悩むことになる。

和泉千晶

 主人公の乳首を攻めながらペニスをいじめる千晶さん。エッチのテクニックは達人級。

 峰城大学文学部3年。誕生日は1989年8月6日。春希と同じ萩島研究所のゼミ仲間。ゼミでは出席率は低く除名スレスレの成績で、春希が彼女の教育係に任命される。春希にとっては「女」を感じさせない気軽に付き合える関係。親が数年前に離婚しており、その際に姓が変わっている。旧姓・瀬能。現在は母親と暮らしている。

 3年前は峰城大付属3年G組で演劇部に所属、学園祭ではその圧倒的な演技力で『雨月山の鬼』の一人四役を演じていた。

 どんな性格でも演じきれると豪語する舞台女優であり、脚本家としても高い才能を持っている。峰城大学入学後は学内サークル『劇団ウァトス』の瀬之内晶(せのうちあきら)の芸名で、脚本兼主演として在籍。「峰城大付属軽音楽同好会の大ファン」を自称している。

 ある目的のため、上記の全てを意図的に隠した上で春希と友人関係を築いている。また、雪菜に出会った際には、商学部の長瀬昌子(ながせしょうこ)と名乗っている。

風岡麻理

 シックスナインで淫らに愛しあうふたり。着衣エッチは禁忌の味♪

 開桜社の雑誌編集者で、春希の直属の上司。誕生日は1985年1月1日。春希が「一番無茶な仕事を振る人の下につけてください」と希望したことから、彼女の元に配属された。年齢は春希の5つ年上で、本人は年齢ネタで良くも悪くも自虐しがち。仕事が旦那と揶揄されるほどのワーカーホリックだが、編集者としては若くして他部署の仕事も請け負うほど有能で、近く開桜社アメリカ支局への赴任も決まっている。酒に強く運動神経も良い。一方でプライベート面は壊滅的で、家事はほとんどできないし恋愛経験はお世辞にも豊富とは言えない。センスもどこかズレていて、よく出張先から変なおみやげを買ってくる。しかし、春希が「仕事に明け暮れて現実から逃げている」のではないかと気づき、それとなく助言を与えるなど、人を見る目は確かである。

 春希は麻理の物腰や言葉遣いなどにかずさの面影を見ていたようで、彼女のルートは『終章』としては珍しく『序章』のかずさを意識した要素や場面が散見される。

ネットの感想は絶賛多数

 胃がキリキリするんだってばよ!

 つーわけで「ホワイトアルバム2」の感想の続き。

 マジで名作で泣ける痛く切ないですよ。今までの恋愛ものがチープに思えるぐらい圧倒的。エロゲとしても人死なないし、魔法もないし奇跡もないし異世界もないし、あるのはリアルな等身大の男女の恋愛だけ。それをここまで魅せてくれて傑作に昇華するなんて、凄い作品でした。
 たいていのフィクションは「これを守っていれば悪いことにはならない」という倫理的な指針、あるいは受け手へのメッセージがこもっていて、例えば『ひぐらしのなく頃に』の後半は選択肢を間違えたことへの反省という形でそれが強かった。

 俺はそういう単純化された「軽い」世界が大好きである。『探偵オペラ ミルキィホームズ』であったり『STAR DRIVER 輝きのタクト』であったり吉住渉の漫画であったり。一つのことを言い続けて説得力を強めるやり方は『ディスコ探偵水曜日』にも通じる(これは軽くないが)。

 ところが俺は『羊のうた』であったり『オクターヴ』であったり、どうしようもなくうまくいかない「重い」話も好きである。『WHITE ALBUM2』はその方面の好みを突っ走った作品だ。

 なんで世の中はこんなにもうまくいかないんだろう。こんなにもいいやつらが、それなのに、そのために、どんどん不幸になっていく……。

 『WHITE ALBUM2』は他の三角関係ものが避けることで綺麗にまとめていたところを、避けず真っ向から踏み入った、いわば藪をつついた話だ。だがそれは現実的に避けては通れないわけで、だからこれは恋愛に特化した話でもある。

とんでもない大傑作なので皆さんやってください

 まあ、色々まとめてきたわけですが、とにかく大傑作なのでこれを読まれた方は是非やってみてほしいですね。

 エッチシーンもエロいのがたくさん用意されています。禁じられた恋であればあるほど盛り上がるセックス! いやいや、素晴らしいです。

 三角関係ものとしては、まず歴史的傑作と言って良いと思います。かずさと雪菜、どちらを選ぶにしても胸が引き裂かれるような展開が待っていますが、それも素晴らしい。

 ゲームはアニメでは描き切れなかったものを描いています。特に最終章の切ないこと! やらない手はありませんよ。

WHITE ALBUM 2 codaエンディングテーマ「時の魔法」Full 1080p - YouTube

出典:YouTube

 あーあ、どっちかまとめ主にくれないかな(台なし)。



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